頭皮の痒みやフケ、炎症などがあるとだんだんと髪が痩せて抜けやすくなっていきます。栄養が取られるからです。髪の栄養は、トニックや整髪料ではありません。髪の毛1本1本に血液が栄養を届けているのです。
炎症を抑えて頭皮の栄養が髪へとしっかり届くようにすることで細くなっていた髪が太くなりしっかりとしてきます。そして、1つの毛穴から2本3本と髪が生えてきます。
2枚の写真は、頭皮に痒みや炎症があって髪が痩せてきたと感じてお越しになられた方の頭皮です。
毛穴が大きくて、髪の根元がしっかりしているのが分かりますか?1つの毛穴から2本3本の髪が生えているものなんです。
毎日、100本くらいの髪が抜けていくものですが、髪の毛1本1本にサイクルがあるので、一度に同じところが抜けてしまうことって言うのはないんですが、円形脱毛症の場合は、100円玉や500円玉、もっと大きな脱毛もあります。
原因は、はっきりは分かってないみたいで、自己免疫の暴走とか、ストレスとか、いろいろ言われています。
私が看護学生だった頃に先生から聞いたことです。
何カ月もかけて山に登る登山家の話です。
高い山に登る登山家の人たちは、登山が終わって無事に下山するまで、ずっと無事に帰ることだけを強く思いながら過ごすので、帰ってきたら頭に大きな円形脱毛が出来ていた、というのです。
高い山に登り、途中でテントを張って眠り、食事は限られ、テレビを見ることもなくただ考えることは、無事に帰った後のことだと思うのです。
生きて帰ること、無事に下山することばかりを考えながら過ごす緊張の日々、その結果として円形脱毛が起こったのでしょうか。その時の先生は、「同じことばかり考えると、脳の同じところばかりを使うからだと思う。」と説明してくれました。
この話を当てはめてみると超ストレス社会だということでしょうか。人間関係も難しくなって、どうすればいいかと悩む毎日ということもあるのではないでしょうか。
楽天家の人は、気にしていないつもりでも無意識のところで気にしているということもあるのかもしれません。
例えば、どこかが痛い時は必ず原因がどこかにあります。
肉体的な症状は分かりやすいですが、精神的に辛いことや苦しいことがある場合は、自分なりに考え方を変えてみたり、気にしないようにしてみたりするしかありません。それに慣れてあまり考えなくなったとしても、円形脱毛症を繰り返したり、なかなか毛が生えてこないというのは、精神的にきつくなっているというサインではないのかと思うのです。これは、私の意見です。
ストレスにも段階があって、まずはストレスに順応しようとカラダが働くのですが、それが続いていくとだんだんと体の中に歪が生まれ、体調不良の原因にもなることは知られています。
その症状の一つが円形脱毛症ではないのかと思うのです。
その当時は、ケーブルテレビや野立て看板などたくさんの宣伝をしていたので、いろんな方が来られました。全身の毛が抜けてしまった人や頭部に円形脱毛がいくつもある人、何回も繰り返す人、頭皮に炎症がある人など様々でした。
この時の経験を活かして頭皮のケアを再開することにしました。
VIVIDの施術の特徴は、頭皮のケアだけではなく、自律神経を整えるためのケアを行うことです。ストレスを抱えている時は、緊張が続きぐっすりと眠れないことが多いので、眠っている時に行われる回復作業が十分ではないため疲れが取れない、朝起きても疲れているという状態が続きます。この状態は、交感神経が優位なことが増え副交感神経とのバランスが乱れているので整えることが必要です。頭皮のケアと並行して自律神経のバランスを整える施術を行いますので、徐々に眠りの質にも変化が出てくるのです。
痒みや炎症、円形脱毛症については、施術は必要ですが、髪をしっとりさせたり、髪を太くする効果が期待できるシャンプーやサプリもご案内できますのでお気軽にお尋ねください。