―― カラダは、ちゃんと戻ろうとしている ――
年が明けて、寒さも厳しくなり
「なんだか身体が重い」
「肩や背中が重い、痛い、つらい」
そんな声をよく聞く時期です。
この時、
多くの方がこう言われます。
「もう歳だから仕方ないですよね」
「年末年始、動かなかったからですね」
でも、
私はその言葉を聞くたびに
少しだけ違和感を感じています。
これまでたくさんの方の身体を触らせてもらってきましたが、
「良くなろうとしていない身体」に出会ったことはありません。
むしろ逆です。
身体はいつも
元の良い状態に戻ろうとしています。
ただ、
その邪魔をしているものが
どこかにあるだけ。
それが
筋肉の緊張だったり
呼吸だったり
過去のケガだったり
日常のクセだったりします。
82歳で深呼吸がしづらかった方がいらっしゃったんです。
施術後の様子を見たご家族が
「お父さん、すごくしっかり呼吸ができるようになった」と喜ばれたこと。
70代で
「夕飯の支度中に必ず休まないといけなかった腰」が
ラクになった方のこと。
これらは
特別な人の話ではありません。
年齢は理由にはなっても、
原因ではない
と、私は考えています。
サロンに来られているお客様は体験済みでご存知です。(笑)
実際に、
82歳の男性で
「息がしっかり吸えない」と感じていた方がいます。
特別なことをしたわけではありません。
身体が“戻ろうとする邪魔”を
一緒に探し、整えただけです。
※施術前後の変化
ご本人の許可をいただいて掲載しています。
年齢ではなく、
身体の使い方・呼吸・つながりを整えることで
深呼吸がしやすくなりました。
不思議に思われることもあります。
「肩がつらいのに、肩を触らないんですね」
「腰が痛いのに、腰を押さないんですね」
多くの方は、肩が辛い時は肩を揉んでもらい、
腰が痛い時は、腰を施術してもらって来られたはずですよね。
でもよくなってないので、私のサロンに来られているという事実は、
原因は痛いところではないということだからです。
痛みは“結果”であって、
原因は別の場所にあることがほとんどだから。
身体は全部つながっています。
一部分だけをどうにかしようとしても、
本当の意味では変わりません。
痛みや不調があると、
人はつい我慢してしまいます。
「これくらいなら大丈夫」
「みんな同じだから」
でも、
身体はちゃんとサインを出しています。
今年はぜひ、
そのサインを
見ないふりをしない一年にしてほしいな、と思います。
身体は、
思っている以上に賢くて、
ちゃんと応えてくれます。